正しいマスク着用方法について

この時期、介護施設や医療施設にとって気を抜けないのが集団感染の対策です。特にインフルエンザやノロウイルスは感染力が強く、日頃からドアノブや手すりの除菌清掃、手洗いとうがいの励行、室温と湿度の維持、職員の体調管理に心がけて利用者の生活を支えています。しかし施設にとって回避しにくい問題もあります。それは面会者からの感染です。もちろんマスク着用や手指の消毒、持ち込み制限に関する注意は順守されていると思いますが、正しい方法でなければ効果がない場合もあります。今回は正しいマスクの着用方法について説明します。

まずはマスクの適正なサイズ選び。鼻と口だけでなく顎までかかる大きさのものを選びます。マスクの縁と肌に隙間が無いようしっかりと密着させます。特に鼻には凹凸があり、ご自身の形状に合わせ折り曲げる必要があります。最後に重要なのが密封状態の確認です。鼻と口でそれぞれ息を吸ったり吐いたりを繰り返します。同時にマスクが膨張収縮を繰り返せば、正しく着用されています。外側には飛散物が付着します。1日1枚を目安にして、繰り返しの使用は避けましょう。