[Q&A]新しい入れ歯を無くしてしまったら

新しい入れ歯を紛失してから6か月は新製出来ない医療保険上のルール

介護施設のスタッフから「新しく作った入れ歯を無くしてしまったようで、もう一度作り直せますか?」と聞かれることがあります。認知症が進むと入れ歯を口の中の異物として認識するためか、外して洋服の中に隠したり、更にはゴミ箱に捨てたという話も聞きます。たまたま誰も気付かずに廃棄してしまうと、新しく作り直すしかありません。

ご家族も同意の上で歯医者に作り直しを依頼しても、実際には保険が適用出来ないケースが存在します。それは前回の入れ歯の製作開始時の歯型取りの日から6ヶ月以内の製作については保険診療が適用出来ないという保険制度上のルールがあるからです。なお、違う部位であれば製作は可能です。

特に自己管理が難しい方については、新しい入れ歯を使い始めてから慣れるまでの間、保管場所や着脱のタイミングを本人に代わって管理する方が必要です。

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